猫ちゃんの便秘は命取り
猫も便秘になります。人間と同じですね。うちのメルちゃんも保護したての赤ちゃんの頃は便秘がちで心配したものです。
2.3日出ないのは当たり前だったのですが、赤ちゃん猫の便秘は命取りになることもあると図書館でかりた「猫の育て方」という本に書いてあったので1週間近く出ない時はヒヤヒヤしたことを思い出します。
保護してから3日たってもうんちが出ない時はあわてて動物病院に行って見てもらいましたが、「まだ、うんちの材料がないです」と言われホッとしました。材料がないと出ないですよね。
生まれてすぐに捨てられたので、お母さんのお乳もあまり飲んでなかったのかもしれません。
私も哺乳瓶で猫ちゃん用のミルクを飲ませてましたが慣れてないのでお腹いっぱいになってなかったか、飲んだ分がぜんぶ体に吸収されたのかも。
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その後、肛門マッサージを一生懸命やってると細くてかわいいうんちが出たので安心しました。何日も出なかったわりに固くない細くてきれいな黄色のウンチでした。
1回、写真を撮っておけばよかったと思うほどの長~いウンチをしたことがあります。長さにすると20㎝以上はあったかも(笑)
保護してから1か月たつと、離乳食も与え始めました。便秘がちなので人参やジャガイモなどの野菜をゆでてみじん切りにしたものを水でふやかしたカリカリやゆでたささみに混ぜてあげたのは効果があったようです。
離乳食を卒業してからは食物繊維入りのカリカリを上げるようにしてますが、今のところ固めでもほとんど毎日うんちが出てますよ。
便秘で硬いうんちだと大変
うちのメルちゃんは便秘がちですが、友達の家のネコちゃんも時々便秘すると言ってます。すぐにカチカチになるので肛門が脱肛してかわいそうなことがあったらしく、今は毎日おなかをマッサ―ジしてあげたり水分を注射器で飲ませたりしてると言ってました。
便秘といっても侮れません。ウンチが大量に大腸にたまると「巨大結腸症」という病気になるそうです。ひどくなる前に解消してあげたいですね。
便秘を繰り返していると慢性便秘になり結腸にウンチがたまり肥大化して巨大結腸症になっていくそうです。そうなると腸がうんちを肛門に押し出す運動機能も低下してさらに便秘がちに陥ります。
猫ちゃんの腸内環境を改善
ネコちゃんが便秘がちの場合、人間と同じように腸内環境を改善してあげなければいけませんね。
自宅で便秘解消する面白い方法に時々バターをなめさせてあげることっていうのがありますよ。バターに含まれている油分で腸の中のうんちがスムーズに出やすくなるそうですね。
バター好きのネコちゃんにはいいかもしれません。ヨーグルトやオリーブオイルもいいそうです。変わったところではビオフェルミンを猫缶に混ぜて食べさせると効果があったというのも聞きました。
高齢ネコが便秘で体調不良に
赤ちゃん猫や若い猫ちゃんの便秘は大変ですが、高齢のネコさんになるとたかが便秘が体調不良になることもあります。
エサも水も口にしなくなったり、時には嘔吐することもあるそうです。こんなときはすぐに病院に連れて行った方がいいですね。
うんちは不純物の固まりなので毒素がいっぱい詰まってます。便秘が続くと毒素を腸から吸収してしまいます。ひどくなると脳に毒がまわって命取りに。
猫も人間と同様、便秘をほおっておくと腸内環境が悪くなって慢性病の原因になったら大変ですね。
食物繊維を配合した消化器サポート用のペットフードやシロップなどで改善することもできますし、動物病院で処方される便秘解消の薬で改善することもあります。
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下剤の与えすぎに注意
便秘解消の薬を飲みすぎて体調が悪くなった・・・という高齢ネコさんもいますので安易に薬には頼りたくない、という気持ちもありますね。
動物病院で処方された下剤などの薬が効きすぎて、下痢になって脱水症状になり危なかった・・ということを聞いたことがありますので薬は少量から飲ませて様子をみることも大事です。
猫も人間も歳をとると筋力が低下するのでウンチを押し出す力がなくなるのでしょうね。室内だけで飼ってると運動不足になるので便秘になりやすい、という説もあります。下剤よりも効果が緩やかなシロップがあるそうですよ。
どんなシロップなのか興味があったので調べると【モニラック】というシロップで血中のアンモニアを下げる働きと便秘解消効果があるそうです。主に人間に使いますが猫にもいいいんですね。
モニラックは酸化マグネシウムのように腸の中に水分を集めるはたらきがあるのでうんちが固くならずスムーズにでやすくなります。
モニラックには腸内の善玉菌を増やすラクツロースという乳酸菌の仲間も入ってますから腸内環境が良くなります。でも市販されてないので病院で処方してもらってくださいね。
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